第23回市民公開セミナーが開催されました

2025年11月2日(日)、東京都新宿区にある全国障害者総合福祉センター「戸山サンライズ」にて、第23回市民公開セミナーが開催されました。

今年のテーマは「トランジション〜移行〜」ということで、望⽉外科医院の望⽉葉⼦先生による、⼦どもから⼤⼈への医療の橋渡しや次世代への移⾏などについての特別講演を含む、計5講演が行われました。また今回はセミナーに最近参加された方へ向けて、改めてベーシックな部分を解説するため、東北⼤学⼩児科の植松先生、⾃治医科⼤学⼩児科の三⾕先生、そして福島県⽴医科⼤学⼩児科の⽥畑先生が登壇されました。

植松先生は直前でインフルエンザに罹患してしまい、オンラインでの発表となりました。三谷先生の講演は話題をたくさん用意された結果、少々時間が足りなくなり駆け足になってしまったのが残念ですが、内容の濃いものでした。また田畑先生の講演では、現在の日本における患者の統計状況などを知ることができました。

患者やきょうだい児はセミナーの間、学生ボランティアさんの協力により体育館でボッチャやボウリング、バドミントンなどを楽しみ、そのあいだ親はセミナーに集中することができました。ボランティアの学生さんたちには大変お世話になり、感謝しています。

講演の後は茶話会が開催され、久しぶりに顔を合わせる家族や初めての家族同士が和やかに談笑する姿が印象的でした。先生たちも一緒になって和気藹々わきあいあいとした雰囲気で、特に親同士の交流が活発だったように思えます。

会場となった戸山サンライズは宿泊施設でもあり、今回は5家族が宿泊しました。夜はみんなで一つの部屋に集まり、親たちの熱いトークが繰り広げられましたが、やはり顔を合わせてざっくばらんに話すことは有意義であることと、同じ病気でも年齢が異なる子と接することで見えてくるものもあるだろうなと感じました。

今回利用した戸山サンライズ、総合的になかなか良かったので、家族会役員内では来年もこちらで開催しようかという雰囲気になっています。

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